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開発機 (Windows PC) のメモリを節約する方法
投稿日:2026.03.31
はじめに
WSL2 + VS Code で開発していると、PCの動作がカクついたり、ブラウザを開くのに数秒待たされたりすることはありませんか?
ふとタスクマネージャーを開くと、メモリ使用率が 90%後半 に張り付いていることも……。
原因を調べると、「VmmemWSL」や「Visual Studio Code」といった、開発に欠かせないプロセスがメモリを大量に占有していることがよくあります。
そこで今回は、WSL2とVS Codeの設定を見直し、メモリ消費を抑えて快適な開発ライフを送るための設定術をご紹介します。
本記事のターゲット
- Windows PC を開発機として使用している人
- WSL2 を使用している人
- VS Code を使用している人
- 開発機のメモリが枯渇して動作が遅くなっている人
概要
-
WSL2 のメモリ使用量を制限する
-
VS Code の設定の見直し
1. WSL2 のメモリ使用量を制限する
WSL2(Windows Subsystem for Linux)はデフォルトでホストOSの物理メモリの50%〜80%を占有する可能性があります。
これを`.wslconfig`ファイルにより明示的に制限することができます。
手順
1. `Win + R` キーを押し、` %UserProfile% ` を入力して実行
2. ユーザーフォルダに `.wslconfig` という名前のファイルを作成 (既に存在する場合はそれを編集)
3. 以下の内容を記述する
[wsl2]
# WSL2 に割り当てるメモリ量を指定 (ご自身の環境に合わせて調整してください)
memory=4GB
# スワップスペースのサイズを指定 (ご自身の環境に合わせて調整してください)
swap=6GB
# プロセッサ数の制限(物理コアの半分程度を推奨)
processors=4
4. ファイルを保存して閉じる
5. WSL2 を再起動するために、PowerShell で以下のコマンドを実行
wsl –shutdown
2. VS Code の設定の見直し
VS Code は、拡張機能やプロジェクトの規模によって肥大化しがちです。
以下の2つのステップで軽量化を図ります。
手順1: 不要な拡張機能を無効化する
すべてのプロジェクトで全拡張機能を使う必要はありません。
ワークスペースごとに無効化することでメモリを節約できます。
1. VS Code を開く
2. 左側のサイドバーから「拡張機能」を選択
3. ワークスペースごとに必要な拡張機能を有効化し、不要なものは無効化する (無効にする(ワークスペース))
4. VS Code を再起動して設定を反映させる
手順2: User Settings (JSON) で最適化する
エディタの監視対象やUI機能を削ることでパフォーマンスを向上させます。
1. VS Code を開く
2. `Ctrl + Shift + P` を押してコマンドパレットを開く
3. 「Preferences: Open User Settings (JSON)」を選択して `settings.json` を開く
4. 以下の内容を追加する
{
// 特定のディレクトリを監視対象から除外する
“files.watcherExclude”: {
“**/.git/objects/**”: true,
“**/.git/subtree-cache/**”: true,
“**/node_modules/*/**”: true,
“**/dist/**”: true,
“**/build/**”: true,
“**/tmp/**”: true,
“**/.cache/**”: true,
},
// 特定のディレクトリをエクスプローラーから除外する
“files.exclude”: {
“**/.git”: true,
“**/.DS_Store”: true,
“**/node_modules”: true,
“**/dist”: true,
“**/build”: true,
“**/tmp”: true,
“**/.cache”: true,
},
// 特定のディレクトリを検索対象から除外する
“search.exclude”: {
“**/node_modules”: true,
“**/dist”: true,
“**/build”: true,
“**/tmp”: true,
“**/.cache”: true,
“**/vendor/**”: true,
},
// UI 設定
“editor.minimap.enabled”: false, // ミニマップを無効化
“breadcrumbs.enabled”: false, // パンくずリストを無効化
// パフォーマンス向上のための設定
“editor.accessibilitySupport”: “off”, // アクセシビリティサポートをオフにする(必要な場合は “on” に設定)
“editor.smoothScrolling”: false, // スムーズスクロールを無効化
// 自動保存の設定(必要に応じて変更)
“files.autoSave”: “onFocusChange”, // フォーカスが外れたときに自動保存
“files.autoSaveDelay”: 1000, // 自動保存の遅延時間(ミリ秒)
“editor.formatOnSave”: true, // 保存時に自動でコードをフォーマット
“editor.formatOnType”: false, // タイプ時の自動フォーマットを無効化
“editor.formatOnPaste”: false, // 貼り付け時の自動フォーマットを無効化
// 統計情報送信の無効化
“telemetry.telemetryLevel”: “off”, // テレメトリー(使用状況の統計情報送信)を無効化
// Git 関連の設定
“git.autoFetch”: false, // 自動フェッチを無効化
}
5. ファイルを保存して閉じる
6. VS Code を再起動して設定を反映させる
まとめ
WSL2 と VS Code のメモリ使用量を適切に制限することで、システム全体の安定性が向上します。
特に WSL2 のメモリ制限 は、PC全体の「重さ」を解消するために非常に効果的です。
また、VS Code も「何でもかんでも監視・表示させない」設定にすることで、サクサクとした操作感を取り戻せます。
ぜひ、ご自身の環境に合わせて微調整してみてください!
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