メインコンテンツに移動
新人プログラマ研修

初めまして!
2024年9月に大学を卒業し、新卒として入社したベトナム出身のルーンです。
今回は約半年にわたる新人・未経験者研修を振り返りながら、その感想と今後の抱負をまとめました。

1. 研修の全体

  • 期間:入社後約6か月
     
  • 主なプログラム
    1. 基本情報技術者試験範囲の教本読み込み+タッチタイピング練習
    2. ProgateおよびPHP教本によるプログラミング基礎学習
    3. フローチャート演習
    4. プログラミング実習(会社・見積・請求管理システム開発)
  • サポート体制:週2回、各1時間のヒアリング(理解度チェック・疑問点解消)

2. 教本読み込みとタイピング練習

最初の約2週間は、基本情報技術者試験の教本をひたすら読み込むことに集中しました。毎回のヒアリングでは、教本の要点を自分の言葉で説明し、理解度を確認していただきました。初日は専門用語の多さに圧倒され、「特に、カタカナ用語が多く、本当に覚えられるのか…」と感じましたが、繰り返すうちに自然と知識が定着し、読むことが日課になっていきました。

並行して、TypingClubで毎日30分程度のタッチタイピング練習にも取り組みました。まだ全て星5評価には届いていませんが、指使いがスムーズになり、コード入力時のミスが大幅に減少しました。自分の成長を実感しつつ、研修後も継続してレベルアップしたいと思っています。

3. プログラミング基礎学習とフローチャート演習

教本学習が一段落すると、ProgateでHTML/CSS、JavaScript、PHPの基礎を学習しました。スライドで理論を学び、すぐにブラウザ上でコードを書いて動かす流れは非常に理解しやすく、自分でも驚くほどスムーズに進められました。

また、週に1〜2時間、上長の方と対面で行うフローチャート演習は、手書きでプログラムの流れを図式化する貴重な体験でした。慣れない手書きでは、最初どこから書き始めるべきか迷い、完成後も正解かどうか不安でした。しかし、「トレース」という見直し手法で一行ずつ確認し、誤りを発見できた瞬間の達成感は格別です。この経験を通じて、「どんな作業も丁寧に振り返ること」が重要だと学びました。

4. プログラミング実習:会社・見積・請求管理システム開発

研修のハイライトとして、会社情報・見積・請求を管理するシステムに取り組みました。特に印象に残っているのは、CSSによるレイアウト調整の難しさです。デザインの再現では、marginやpadding、flexboxの調整などを何度も試行錯誤しました。テーブルが崩れたり要素がずれたりするたびに検証ツールで確認し、原因を突き止めて修正する作業を通じて、フロントエンドの基礎力が大きく向上したと感じています。

開発中には数多くのエラーやバグにも直面しましたが、その都度ドキュメントや検索で調べ、仮説を立てて試行錯誤を繰り返すことで、自走力や問題解決力も鍛えられました。最終的には、自分で作ったシステムが正常に動作し、情報が登録・表示・編集・削除できたときの達成感は格別でした。

会社一覧画面

この実習を通じて、コードを書く技術だけでなく、設計の意図を理解する力や、ユーザー視点で考える大切さを学ぶことができました。今後、実務の中でこの経験を土台に、さらに成長していきたいと思います。

5. 振り返りと今後の抱負

研修を通じて、専門知識だけでなく「自発的に調べる力」「問い直す力」「根気強く取り組む姿勢」を養うことができました。そして将来は、日越両国の架け橋となるBrSEとして活躍したいと考えています。日本で培った技術力とコミュニケーション力を活かし、ベトナム側との円滑な橋渡し役を担うことで、両国のチームを結びつけ、より大きな価値を生み出せるエンジニアを目指します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

記事一覧へ戻る